週刊少年チャンピオン 2010年52号感想

モンハン特集
さすがにモンハン発売直前ということでいろいろな雑誌でモンハン特集なりコラボなりが組まれていますが、チャンピオンもその例外ではありませんでした。ゲーム方面に刃牙コラボ装備があるらしいのですが、オトモピクルーですか。一人で倒して生肉食ってそうですね。太刀で本部さんの日本刀だね! それか空手家の拳的な双剣。またゲーム本編とは無関係ですが、モンスターと自キャラを描くコラボもあり、第一回は細川先生が、ハプルボッカと生肉争奪するマリモを描いております。マリモならば仕方がない。


侵略!イカ娘
今週のイカ娘は感動ものですよ、こいつぁ。イカ娘が自分から会いに行く人なんですよね、清美って。それはつまり友達であるということです。(相沢家は家族) 部活に入りたい→侵略部という掴みから、ショートの子の提案により侵略の定義が決まって、ラストの落ちという最高の流れ。この4人で行ったところだけが侵略という設定はとても良いと思うのです。イカ娘ってとても優しい面白さがあるのです。イカ娘が清美のお見舞いを提案するのもいいところですけど、イカ娘のお見舞いにみんなが制服で駆けつけてるのが細かい。あと、髪の毛ほどいて紅潮した清美が可愛すぎますね。


弱虫ペダル
箱根学園主将福富の「お荷物はいらない」発言の真意は「いらないんだからもともといないよ?」だった! お荷物扱いされたと思ってショックを受けてた泉田はどうする!? という感じの今週でしたが、案の定、ショックを受けてたのは泉田だけだったようです。この子はメンタルがまだまだですね。空気を読む力を大胸筋にまかせっきりにしてるからですよ。もうちょっと脳を使ってください。一年生は天然なので空気関係無いし、箱学で一番駄目じゃないですかアブさん。まあそんな可愛い二年生をフォローするのが三年生達ですね。主将の真意を懇切丁寧に説明して、ついには先頭に追いついてしまいました。来週は箱学のターンらしいですが、主人公達はどうでしょうね、追いつくのは3日目になってからか、2日目中にこいつらに絡めるのか……なんとなく京伏のスプリンター2人を抜くときの反応を見たいのです。


ハンザスカイ
2回戦を勝ち抜いて、3回戦中の御門高校。しかし先に強豪校を破り4回戦進出した東嶺大市川となにやら個人的な因縁×2が出てきた模様です。監督同士の因縁は、厳しそうな過去とは裏腹にさすが体育会系、さわやか……って思ったらなんか不穏な感じだし、半座のことを知ってる感じの子も出てきてしまいました。半座自身は過去を払しょくしたわけで、やんちゃ時代もやんちゃ組に対しては何も思うことはないでしょう。しかし、やんちゃ時代に真面目な子にかけた迷惑があったとしたら……気になりますね。「指導者が指導方針を変えた」という設定はかなり好みなんですが、そこに半座のほうも巻き込むとは……ちょっと気になりますが、団体戦なので、半座はここらで負けておくのもいいかもしれませんね。


バチバチ
幕下で29歳……この年齢が遅いか遅くないかでいうと遅くはないのだと思います。もちろん若くはないけれど。現実の角界では今場所十両に初めて上がった剣武が31歳です。29歳のときは幕下だったわけですよ。だからまだ29歳だ、と猛虎関は言えるわけです。でも気持ちってやつは難しいですよね……切れていたことにはっきり気づいてしまったら……どうにもならないのかもしれません。とかしんみりしたいのによお、虎城のやつときたら!!!!! ああもう! ブタフグもブタフグだけどお前もお前だよこんちくしょう!! さすが汚い! 心根が腐ってやがる!! 最近のバチバチは勝つか負けるかもそうだけど、誰がどうなるのかわからないという異常に面白い事態です。善人がハッピーで悪人涙目な展開を期待したいですよほんと。


みつどもえ
将来的に一番しっかりした子に育つのはふたばなのかもしれませんね。「自分で言うのもなんなんスけど…小生にそんなことを頼むひとはは見たくないっス…」に吹きました。ふたば……なにその困った顔。まあ、フィギュアについては色々ありますよね。5人揃わないとか、そもそも出してもらえないキャラがいるとか……。そうだよ、ふたば。汎用素体を加工して別キャラにしようなんざ、出してもらえないキャラに対してすることなんだよ!! ……いや、なければ作ろうのふたばのバイタリティは好きです。不思議と今週の矢部っちはかっこよく見えました。良いことしかしてないからだな……(コンプしてるくせにガチャ回す大人に目をそむけつつ)


シュガーレス
先週ラストで取られた岳と卜部の仲良し写真はうpられしだい拡散し、九島の生徒たちも皆知ってるようです。でも写真を見て笑う周防君は卜椎のカップリングで妄想してるようにしか見えませんけどね。周防くんの格が一気に下がってしまったような気がしますね、その明らかに堅気じゃない二人なんだよ! アリ踏みつぶしたいってマナミさん(サナギさん)かよ! 「かわいそうなアリね 知性でも差を付けられてその上今から踏まれるなんてね」というマナミさんと「偏差値も財力も力も俺たちは九島より上」「アリを踏みつぶすみたいに上に立つ者の力を見せつけたい」という周防……子供みたいに無邪気に残酷にって言ってたからマナミさんリスペクトしてるのは間違いありません。九島を落とすのに金を賭けだした周防くん一味ですが、負けた場合はこの金どうなるのかな……マリモの食費に消えてくれることを願います。


キガタガキタ!
安定のハーレム漫画っぷりで、なごみますね。可愛い女の子はみんな鬼形を好きになって鬼形も笑顔。幸せハーレム計画進行中です。どういう理屈で子供たちに罰を与えることが出来たのがまったくわかりませんが、そういうのがどうでもよくなるくらいのインパクト至上主義。……半顔少女というジャンルも有りですね。


はみどる!
安斉さんは良い人だなあ。天然上目遣いの100倍くらいわざとらしい上目遣いが好きなので翔子も可愛い。まっしゅるーむの三人もいいけど、周りの人たちも皆魅力的だなーと思います。あんまりTV局の人とかは興味なかったので、最初のほうはそうでもなかったんですが、はみどるは面白いなーと心から思えるようになりました。そういうのを再確認する良い回だったと思います。



ナンバデッドエンド
平行線だけどなんとなく上があるような気もする猛と、もう少し下まで落ちてもおかしくない剛。やっぱりまずは猛がなんとかならないことにはどうしようもないよねーと思うけど職決まっちゃったら剛助けられないような……いやでも剛側のヤクザ事件は暴力で解決したら駄目な気もしますね。でもどうすればいいんだろう……見捨てる剛ではないでしょうけど、上手くいく道が見えません。漫画によったらラーメン屋の千代さんがヤクザの組長とかと昔なにか合って、話通して収まるという方向性が存在しなくはないけど、そんな都合よくいく漫画ならこんなことにはなってないんですよね。


ケルベロス
「人間だ。誰もエサじゃねえ…人間だ」という景に感動しました。前の大蜘蛛に比べて村抉はまったく自己主張しないので、その分とても周りのキャラクターが活きてきますね。まったく上手い構成ですよ。世々と斬子のやりとりが、かっこよくも面白くて、今週はもうすごい一話ですよ。ラストの景が熱すぎます。


クローバー
みんなで釣りしてハッピーエンド!! こんなにハヤトが幸せな図も珍しいですね。今週から始まった集中連載のお母さんが「一生懸命のキモチって意外に相手に通じるよ」が、数作品またいで生きてきましたね。


聖闘士星矢LC
車田御大のNDとこうやってリンクしてくるんですね。「出来の悪いシナリオ」という言葉にわりとグサッと来ますね。話を作ると、どっちがいいんだろうとかなるわけでひとつに決まらないんですよね。初見で「星矢の未来」が出来の悪いシナリオと言ってるのかと思ってドキドキしました。


スーパーバイトJ
先週はミツイシさんの説明が載ってたのに今週はない……! というくらいにミツイシさんが気になる私です。Mですからね。仕方がありませんね。でもササキさんから弄られるっていうのもMとして美味しいですよね、おのれNJ!!! とはいえ、ササキさんは距離が近すぎると鬱陶しいらしく……つまりNJが至近距離から描写することによって読者はとても可愛いササキさん見放題ということなわけです。さすがNJ、読者サービス満点だぜ。


ANGEL VOICE
やっぱり県内強豪校である、船学と八津野はトーナメントに参加していませんでした。しかしそれでモチベーションがさがるような奴らではありませんでした。むしろナメられてると感じ、一層のやる気を出す面々。しかしこちらのトーナメントにだって強豪は出ているわけです。新たに出てきた習志野実業。「後の大きなカベ」と書かれていますが、……今週で175話なんですけど……後? これが後の壁になって、さらにその後に船学が控えてるわけでして……いったい何巻まで続くんでしょうか。いや、楽しみです。


りびんぐでっど!
2話目ですが、先週に引き続いて面白いですね。主人公の発想が並じゃなくて、可愛いゾンビ娘の安心した笑いに予想外のキレを加えております。あと先週のノーベルおドジ賞発言で私のハートをわしづかみした女の子の名前が水森アンリちゃんであることが判明したので、来週の登場に期待です。この子と仲直りという落とし所が見えたのも個人的には安心です。


出陣!!ムショ高排球軍
よく異能バトルもので、街中での戦闘を一般人が見て「映画の撮影?」みたいな反応するシーンがあって、映画の撮影にどんだけ幻想抱いてるんだお前らって突っ込んでるのですが、これは安心の「撮影か?」でした。砂浜を甲冑来て馬に乗って駆けるオッサンを追うように走るフンドシ集団。撮影だよコレ。舞台は沖縄合宿。しかも水着美女軍団とビーチ「で」バレー対決。水着美女の豊満な胸元のもと、しかし天馬は一年と二年が合わさったチームの魅力に喜ぶ……いいシーンでした。まあ胸元は気になるみたいですけど。まあでも胸元もいいですが、せっかくのビーチでバレーなのですから、砂に塗れた肌を描いてほしいですね。あと女子大生には見えないロリの性格が気になるところです。


少年探偵狩野俊介
短期集中連載の5話目にして最終話。宝石強奪事件の解決編……でして、先週の感想で少しだけ真面目に考えた部分が見事に外れました。そうきたかあ〜……とはいうもののこういうので当たった試しがないので特に悔しさも感じないのですが。……証拠の決めてとなる最後のメールはお粗末すぎますね。だって清掃人がいなくて、清掃員が居なくて逃げ道が想定出来ていたとしても関係者として集められて話聞かれてるタイミングですし、そもそも計画的なわりにいるかどうかもわからないトイレにいた人を利用するという不確定要素に頼ってるあたりが気になります(若干悔しい)。全体として話を見ると、1個目の話で自己否定を見せて、2個目は狩野くん個人へのフォローであり、3個目は「探偵」としての存在へのフォローとなるんでしょうか。ちょっと合わせて読んでないので適当ですが。原作も読まないとなんとも言えませんね。


釣り屋ナガレ
なぜか今週はナガレのお尻に釘付けでした。いや釘付けはウソです、足にも注目していました。ちゃんと説明するならナガレは回転して投げてるので、その分、下半身のアクションが大きくなるわけですよね。だからこそ、画面で下半身が強調される絵になると言えます。そんなナガレを前に女の子たちのほうで動きがありました。負けた方がそれぞれの思い人に告白するという賭けをし、負けが確定したお嬢。上手くいくといいですね。



仁侠姫レイラ
……若干嫌な予感はしてましたが、第一部完でした。第一部と言っておきながら単行本4巻を最終と書いていたので今週分までちゃんと収録されるのでしょう。みちのく編とはなんだったのか。思うにカムイは、レイラと自分が理想だと思う試合をしたかった……それだけだったのでしょう。その先に団体メンバーに理想を伝えるという目的はあったにせよ、理想の具現が一番。それにもっとも適したレイラを利用した。利用されて己の美学に従ってプロレスをしたレイラですが、カムイの物語であったことに変わりはなく、物語を締めるにはいささか不満の残るエピソードでした。長過ぎたし、トーナメントはやり過ぎた気がしますね。


木曜日のフルット
面白かったんですけど、このエピソードにぴんと来なかったのは私が関西人であるからかもしれません。八枚切りの食パンっていうのが身近ではなかったので、でも倍の分厚さになったらそりゃスーパーセレブですね。自分でこれを半分の薄さにスライスし出さないことを祈ります。


CTC
今週で一番お気に入りは道場訓の 「教頭はギャグを言わない」 TAKARAさん でした。


来週はフルットがまたしても巻頭カラー+2本立てらしいです。単行本があまりにも売れたので早めに2巻を出すつもりでしょうか。これも含めて今月はとても忙しかったらしいので石黒先生お疲れ様でした。売れっ子は大変ですね。