週刊少年チャンピオン 2010年32号感想

いつだって、今週が一番面白いチャンピオン!

表紙AKB48渡り廊下走り隊。おニャン娘はそれなりに好きだったけど、AKBはよくわかりません。中高時代にハロプロ系もさっぱりわからなかった自分には、現役アイドルグループの顔を判別出来るスキルは身に付かないでしょう。
鬼面組くらい、なにか特定のアニメでやってくれると覚えるかもしれませんが。
それはさておき、どうみてもシュガーレスは表紙じゃないですよね。


シュガーレス(巻頭カラー):カラーの立ち位置的にも、表紙を見ても、今週の内容を見ても、2巻の表紙を見ても、何を見ても黒い人が主人公にしか見えません。
始めからマリモが主人公で、ガクとシロでやってたことを、マリモと三田でやってたならば、今の展開になんら不満は無いんですけど、やはりあまりにも主人公や、学校をないがしろにされたストーリーが続くのは、よろしくないんじゃないかと思ってしまいます。
ただ、内容はめちゃくちゃ面白いのです。
一度裏切られた仲間を助けるために、自分と同じ傷を顔につけろと、言われた三田さんが、すんごいかっこよく、要求通りに、顔にナイフを入れるシーンにはぞくっとしました。
「…これじゃ赤鼻のトナカイだな…」って、笑いながら言う三田さんがもう……。マリモォ、お前助けにくるの30秒遅いわ!!と怒鳴りたくなる半面、ナイスタイミング!! と親指を立ててしまいました。いい三田さんが見れました。


弱虫ペダル:それでは今週も、ヒメライドゥ!
坂道の要求がどんどんアップしていき、初めはヒメっていうだけだったのが、いまや、抜く瞬間だけでなく、ずっと歌わせ、あまつさえ「サビのところ2回ループで行きましょう!!」という指示まで!
熱いのに、面白い。熱量が半端無くて、続きが気になって仕方が無いのに安心して次週を待てるという矛盾すら感じる読後感でした。
いちいち「どうする小野田!!」って訊くように、完全に坂道に頼り切ってる田所が素敵。


浦安鉄筋家族:中田さんの、小鉄理解度すごいな。後半ちょいと失速した気がしますね。


ハンザスカイ(巻中カラー):なんというラブコメ扉絵。すんごいピンクですよ。
格闘技漫画という側面と部活動漫画としての側面、両方をしっかり描いててとても好感。こういうじっくりと今後のための基礎固めが出来るようになった瞬間って読んでても落ち着く気がします。でももう少し、藤木先輩とのラブコメもどきを楽しみたかった気も。


バチバチ:「稽古量の差」これは、現実の相撲でもよく聞く話ですね。しかも幕内力士のレベルで。序の口では、地力だけでどうにかなることが多いんじゃないかと勝手に思ってましたが、鮫島の稽古は、読者が最も理解する要素のひとつなので、そこが認められるのは嬉しいですねえ。そして、やはり顔が出てるということは、侮れないということ。(村神は顔出てなかったとも言えるけれど)頭脳派というか、相手の研究という、新たな要素が出てきました。もっともっと、面白くなりそうです。


範馬刃牙:ピクルのモノローグのように、困惑した烈海王。「興業としての闘い」を初めて経験するとして、勇次郎が言う意味とはまったく違うところの、誰もが理解できる意味での、闘いにおける不純物に戸惑っています。規模は違えど最大トーナメントや擂台賽でも多数の観客がいましたが、彼らも純粋に闘いのみを見に来ているわけですから、やはり初めてなのでしょう。まあ、来週いかにワーレフが試し割られるかという問題には、微塵も影響がないことでしょう。来週は誰かのインタビューが始まるかもしれませんが。


侵略!イカ娘(巻中カラー):扉絵のイカ娘から感じるものは、いったいなんだろう。健康的なエロスとはまた違うものな気がします。清美は本当に良い子だなあ……一部の曇りもなく良い子。あー…でも初心者に飛び込みを薦めるのは、ちょいとどうか。


はみどる!:初めて、せりかが魅力的に見えました。ちょっと、ツボにはまりました。しかし、全力で失敗した後、ちゃんと身につけるあたり、さすがにトップアイドル。ボケも突っ込みも、細かいネタも全部が活きてて面白かったです。

みつどもえ:日本の夏、みつばの汗。もうみつばが極限まで可愛い回でした。妹から可愛いと思われて自慢したいほど喜ぶみつば可愛い。
しっかし、蚊取り線香かと思ったには度肝を抜かれました。あまり漫画読むときに、笑ったりしないんですが、これは、吹きだしてしまいました。一瞬の虚を突かれた……。


ケルベロス(巻中カラー):冬子先生は、同僚にもファンが多数いるっぽいですね。景の学ラン・オン・エプロン姿もさることながら「もう やだい」という言語感覚が可愛い。しかし、もう次の崩が登場しちゃいまして、平穏な日々は続かないな……。


釣り屋ナガレ:本番よりも小さい的で練習させてたとか、リズはかなりのスパルタですね。お嬢って後ろ姿は結構大人っぽく見えることに気が付きました。無言で目が隠れてる男性が気になります。なに……この人、なに? ジャージから察するに「ハマダ」という名前であろうことはわかりましたが、不気味すぎて気になります。


ナンバデッドエンド:あああああ……もう読むのが辛いよ……こんなのって、こんなのって。同じクラスの人は……普段の剛を知ってるけど、他学年ともなれば……。実際に被害にあった人はともかく、この悪意……。きっついですね。
剛の部屋のドアに「ノック無用」って書いてあるのが、またきつい。
「今まで何見てたんだ」って、その言葉そっくりお前らに返すわああ!!
ところで、小沢先生の巻末コメントのエロ動画が1.5TB分あった発言は、なんかすごいですね。この話描いたタイミングで、すげえこと言いよる。


クローバー:傘がとても象徴的な回でした。ヤンキーも雨降れば傘さすんですね。これから喧嘩しに行こうってときもみんな傘持ってるし、喧嘩始っても、傘持ったままの人多いし。


ドカベン:最高のバントとベストな走塁で、アウトって、指示した土井垣と、バレバレな態度とる岩木のどっちが悪いんでしょうね。岩木が隠せないことくらい理解しとけって意味で土井垣が一番悪いとは思いますが。凄い気合いの微笑さん、って言葉面も絵面もめちゃくちゃ面白いんですけど。
ああ、最後のページで、大友剣が大ゴマで吠えなかったので、YYS(やっぱり山田はすごい)でしょうかね。


聖闘士聖矢LC:パンドラ様も、ついこの間まで、パンドラキックしていたのに、杳馬にかかれば一発で、凌辱(され)モードに……。ほんと、もう、このオッサンどうにかしてください……。


ギャンブルフィッシュ:この局面で、まさかの絶叫告白。好き好き連呼。月夜野さん、もしかしてメインヒロインか! と思えるくらいの働きですよ。まあかけがえのない友人どまりってすぐに言われてますけど。学園に来てからの、杜夢のギャンブルの歴史は、そのまま女を落とした歴史でもある……あれ、でもゴッキーがいない?
次回最終回ということで、本当にここまで来たなあと感慨深いです。現在連載中の漫画で、私が一話から雑誌で読んでる中では最も古い作品だったので、余計にそう思ってしまいますが、ここまで来たなあ。
アヴィは灰すら残らず、死んだはずだけど、生死不明的な扱いになりそう。そして、結婚式に乱入ENDを期待してたりします。


AL:恐竜物としてガチなのに、ヤンキーテイストで、伝統や、中二病スタイルを惜しみなく使う当たりのバランス感覚がいいですよね。青と朱はわれら四神牙の中でも小物……。しかし婚活って……巨竜が使う言葉じゃ無さ過ぎます。……あおりの「最終戦争」という言葉が気になって仕方がないですが、あまり考えすぎないことにしましょう。


MOB〜私立宝蔵学園萌え部〜:「好き」を楽しむ者が人から「好き」をとりあげてはいけない。思いがけず、いい台詞をいう主人公に驚きました。ちゃんとしてるなあ。塚田さんは、案外全力で本気で、すげええ。新キャラが増えるかと思ったけど、この三人で短期連載なら必要ないのかも。


仁侠姫レイラ:結構面白げな雰囲気なんだけど、みちのくの社長の真意がわからないから、なんか入り込めません。このまま結局、社長に裏がなかったら、最後まで裏を疑ったまま、内容に入り込めずに終わってしまいそうなので、早めに社長に裏がないか裏があるのかを、描いて欲しいところです。


スーパーバイトJ:酢ダコだろうと、食べながら(噛みながら)接客は駄目ですよ! 客に怒られてテンションあがるのに、昼食食べると下がるNJ先生は素敵。っていうかヨシノさん、それは男相手にやって楽しいセクハラなのか……。いや、むしろセクハラしたくなるくらいにNJ先生が可愛いということなのか。


ANGEL VOICE:さすがにタイトルに冠された存在であります、ヤンキー共120人を、十戒のごとく割るマイちゃん。天使の声です。しかしいくらヒロナオさんでも130対1は……だって、一年四人いたら、さすがに勝てるんじゃないの?


goofy:ウェースって挨拶するとかリア充の見本みたいな高品なのに、スケボー挫折したことは結構尾を引いてるんでしょうね。洋樹の成長……より先に、エナツくんの変化が先に描かれるとはちょっと予想外で。っていうか、エナツくん、ほんと可愛すぎで。チャンピオンのイジメラレ男子は可愛すぎて困る。


木曜日のフルット:まさか鯨井先輩が、詐欺にやられるとは……むしろやり返すタイプだと思ってたけど、慣れない携帯が主戦場では不利だったか。


CTC:好きな投稿戦士は「逢いたい革命」さんです。いや、戦士の皆さんはみんな好きですが。


月曜更新もなんだか危うい月曜日24時20分。
せめて日曜になんとかしたい所存です。